最近では、
動物性タンパク質が糖尿病やガンの要因の一つであるという話が有ります。
炭水化物と脂肪は、H(水素)、C(炭素)、O(酸素)から成るクリーンエネルギーですが、タンパク質はそこに N(窒素)が加わります。
じつは、この窒素がネックなのです。
腸内にてアンモニア産生菌などの働きにより、窒素がアンモニア(NH3)に変わります。
アンモニアは猛毒ですが、腸で吸収してしまいます。
肝臓で解毒されれば良いのですが、タンパク質の摂りすぎや肝機能低下状態など何らかの状態により解毒されなかったアンモニアは血流に乗って体内を巡ります。
アンモニアはインスリンと相性が良く、血中にてインスリンと結び付き、インスリンの本来の機能を阻害します。(糖の摂りすぎも注意!)
そうすると、細胞に取り込まれるはずの糖が血中を彷徨うので血糖値は上がりっ放しです。
また、インスリンに出会わなかった猛毒のアンモニアは、さらに体中を巡り細胞を傷付けていきます。その結果、ガン細胞が生まれます。
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それでは、タンパク質には動物性と植物性が有りますが、なぜ動物性なのか?
窒素にはアンモニアに変わりやすいアンモニア態窒素というものが有ります。
『帝塚山ハウンドカム』(獣医関連サイト)のサイトから引用した下の図を見ればわかるのですが、アンモニア態窒素含有量は
豚肉>鶏肉>牛肉>魚
となっており、牛乳も例外ではありません。
穀物や豆類、野菜、果物は少量含有しておりますが、肉類の比ではなく、とても少量です。
どうしても動物性タンパク質を摂りたいならば、魚の刺身がベストかと思われます。糖化してませんし、食物酵素が自己消化を助けます。
但し、青魚は寄生虫(アニサキス問題)が有りますのでご注意ください。
ちなみに、
アンモニア代謝の対策として、食物繊維と亜鉛がオススメです。